政界徒然草

人事にらみ動き加速の自民 焦点は首相との距離が気になる2人

参院予算委員会で言葉を交わす菅義偉官房長官(左)と安倍晋三首相。2人の間には「すきま風」が吹いているとも…=6月11日午後、参院第1委員会室(春名中撮影)
参院予算委員会で言葉を交わす菅義偉官房長官(左)と安倍晋三首相。2人の間には「すきま風」が吹いているとも…=6月11日午後、参院第1委員会室(春名中撮影)

 6月17日の通常国会閉会後、安倍晋三首相や自民党幹部ら政権幹部が夜の会食を重ね、党内の動きがめまぐるしくなってきた。新型コロナウイルスの感染拡大に伴い会食自体を自粛してきたが、都道府県境をまたぐ移動規制措置の緩和にあわせて徐々に再開し、秋に想定される内閣改造・党役員人事をめぐり駆け引きを繰り広げているとみられる。焦点となっているのは、安倍首相との距離が気になる二階俊博幹事長と菅義偉(すが・よしひで)官房長官の動向だ。

 「非常に久しぶりに外で食事をしたが、第2次安倍政権が発足する際の中心的な役割を担ってきた『柱』の皆さんと再会しようということで、非常にざっくばらんに言いたいことを言い合った」

 安倍首相は6月20日夜、橋下徹元大阪市長とともにインターネット番組に出演し、前日19日夜に麻生太郎副総理兼財務相と菅氏、甘利明党税調会長と会食した様子をこう振り返った。3人は首相の返り咲きを支えた「3A+S」と呼ばれ、麻生、菅両氏は現在も政権の骨格であり続ける。

 ただ、「ポスト安倍」をめぐっては4人の意見が食い違う。