政治デスクノート

まさに中国の思うつぼ 尖閣挑発に感覚麻痺の日本人

尖閣諸島周辺の領海で日本漁船を追尾した中国海警局の船=5月10日(金城和司さん提供)
尖閣諸島周辺の領海で日本漁船を追尾した中国海警局の船=5月10日(金城和司さん提供)

 安倍晋三首相は「わが国の領土・領海・領空を断固として守り抜く」と繰り返し強調している。しかし、中国には全く響いていない。中国海警局の船は連日、尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺の海域に押し寄せている。尖閣諸島周辺の領海外側にある接続水域で確認された中国公船は5日時点で連続83日に達した。日本が尖閣諸島を国有化した平成24年9月以降、最長となっている。

 領海侵入も頻繁だ。今月2~3日は30時間近く侵入し過去最長を更新。さらに4~5日も39時間以上侵入し続けた。中国海警局は人民武装警察部隊(武警)に編入されており、軍と一体化している。あえていえば「侵略」だ。

 5月9~10日に領海侵入し、日本漁船を追尾した後の同11日、中国外務省の趙立堅(ちょう・りつけん)報道官は記者会見で「日本漁船が中国の領海内で違法な操業をしたため、海域から出るよう求めた」と言い放った。中国の高笑いが聞こえてくるようだ。品のない表現をすれば、日本は「なめられている」のだ。

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