政界徒然草

ポスト安倍へ 石破氏は「孤高の政治家」から脱却できるか

新型コロナウイルスの感染拡大に伴う移動の自粛が解除され、地方遊説を始めた自民党の石破茂元幹事長=6月21日午後、大阪府羽曳野市(奥原慎平撮影)
新型コロナウイルスの感染拡大に伴う移動の自粛が解除され、地方遊説を始めた自民党の石破茂元幹事長=6月21日午後、大阪府羽曳野市(奥原慎平撮影)

 自民党の石破茂元幹事長が他派閥議員との交流に力を入れている。「ポスト安倍」を目指す立場でありながら、正論を唱えれば人はついてくるという“原理原則”に凝り固まった姿が敬遠され、党内の支持が広がっていないからだ。人付き合いが苦手な「孤高の政治家」から脱却できるのか。

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言が解除された5月末のある晩、衆院赤坂議員宿舎(東京都港区)の一室にTシャツにハーフパンツ姿の自民党議員数人が集まり、「たこ焼きパーティー」が始まった。人目を気にせずラフな格好をしていた議員たちだったが、石破氏だけがスーツ姿で加わった。出席者は石破氏に上着を脱ぐようにすすめたが、最後までネクタイは外さなかったという。

 「石破さんは(日本酒なら)2升を飲み干しちゃう人でしょ。他派閥の若手の意見も聞きましょう。胸襟を開いて酒席をやっていきましょう」

 石破氏は若手議員にこう求められると「そうだね」と応じ、日本酒やハイボールを楽しんだという。二階俊博幹事長についても話題になり、二階派(志帥会)の出席者は「二階さんは頭を下げて頼みごとをしたら決して断らない人ですよ」と人柄を説明した。

 さっそく石破氏は6月8日、国会内の党幹事長室に二階氏を訪ね、9月に予定する石破派(水月会)パーティーの講師を打診した。石破氏の側近議員が事前に連絡して伝わっており、二階氏は石破氏が口を開く前に「講師の件ですね。受けましょう」と快諾した。

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