ポスト安倍の夏

野田聖子元総務相 推薦人確保へ二階氏に直談判 仲間づくりなお弱点 

衆院本会議に臨む自民党の野田聖子元総務相=6月17日、国会(納冨康撮影)
衆院本会議に臨む自民党の野田聖子元総務相=6月17日、国会(納冨康撮影)

 「ひたすら頑張っています。どうかご支援をお願いします」

 元総務相の野田聖子は、自民党本部で幹事長の二階俊博と向き合っていた。次期総裁選に向けて闘志を燃やす元幹事長の石破茂が、9月の石破派(水月会)パーティーでの講師を二階に依頼し、両者の急接近がささやかれた6月8日の翌日のことだ。総裁選への出馬に必要な推薦人の紹介を依頼した野田に、二階は「席をつくってやる」とおうように応じた。

 石破と政調会長の岸田文雄の動向が注目される中、野田は「2人の『巌流島の決闘』なんてつまらない」と息まく。とはいえ、長年「初の女性首相候補」と評され続けながら、実際は総裁選の挑戦権すら獲得できずにきた。

 平成27年は首相、安倍晋三の陣営による切り崩し工作を受け、推薦人を確保できないまま出馬を断念。30年は自身が絡む情報公開請求の漏洩(ろうえい)問題が影響し、出馬回避を余儀なくされた。

 かつて支援を受けた元官房長官の野中広務は鬼籍に入り、元幹事長の古賀誠は議員バッジを外した。女性の衆院議員として最多の当選回数を重ね、高い知名度も誇りながら、派閥に所属しない党内基盤の弱さは今も足を引っ張っている。

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