政界徒然草

浮き上がる「自公維連立政権」の実現性 焦点は憲法改正と大阪都構想

大阪維新の会の全体会議で大阪都構想の活動方針を説明する松井一郎大阪市長(右)と吉村洋文大阪府知事=6月10日午後、大阪市中央区
大阪維新の会の全体会議で大阪都構想の活動方針を説明する松井一郎大阪市長(右)と吉村洋文大阪府知事=6月10日午後、大阪市中央区

 年内の衆院解散・総選挙も取り沙汰される中、憲法改正を見据えた自民党と日本維新の会の連携が政界で関心を集めつつある。内閣支持率が低迷し、次期衆院選で苦戦がささやかれる自民党とは対照的に、勢いに乗る維新は躍進が予想され、改憲勢力の後退に歯止めがかけられるのではないかとの見方があるためだ。自公両党に維新を加えた「自公維連立政権」樹立はあり得るのか。

 「出馬表明から1カ月という期間は闘いを十分に進める時間としては不足していたが、小野さんの思いはかなり広がりをみせた」

 維新の馬場伸幸幹事長は小池百合子知事が再選を果たした東京都知事選の大勢が判明した5日夜、大阪市内の党本部で記者団にこう述べ、党が全面支援した無所属の小野泰輔氏の健闘をたたえた。

 都知事選で小野氏は4位に終わったが、約61万2千票を獲得。これは昨年の参院選の東京選挙区で維新候補が集めた約52万6千票を上回っており、関西を地盤とする維新が首都にも着々と浸透しつつある現状を示した。

 最近の維新は、各種世論調査で政党支持率が立憲民主党を上回って野党トップに立つなど勢いに乗っている。牽引(けんいん)役は大阪府の吉村洋文知事(維新副代表)だ。新型コロナウイルス感染再拡大への警戒を促す独自基準「大阪モデル」などは全国でも注目され、その甘いマスクも手伝って、言動は日々メディアをにぎわしている。

 ある自民党関係者は「吉村人気は本物だ。維新にとっては(維新代表を務めた)橋下徹氏が政界を去った後に彼が登場してくれたことが最大の収穫だ。次の衆院選では確実に議席を伸ばすだろう」と分析する。

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