政治デスクノート

にわかに吹いた解散風 首相が決断前に会うのは

 衆院議員の任期満了が来年10月に迫り、安倍晋三首相がいつ衆院解散を決断するか-。たとえ新型コロナウイルス禍にあっても、永田町の関心はその一点に向いている。その安倍首相が盟友の麻生太郎副総理兼財務相と長時間話し込み、一気に解散風が吹いた。

 産経新聞の「安倍日誌」によると、両氏の会談は、6月10日午後2時57分~午後4時1分(約1時間)、同26日に午後1時57分~午後2時36分(約40分)、同30日午前11時11分~午前11時半(約20分)と計約2時間にわたった。その中身が漏れ伝わることはないのに、なぜ解散風が吹いたのか。

 平成29年の前回衆院選でも、安倍首相は衆院解散を決断する前に、東京都内の私邸で麻生氏と約1時間半も会っていた。産経新聞が「首相 衆院解散を決断」と報じたのはその1週間後だ。解散風が吹いたのは、議員たちにその経験則がすり込まれているからに他ならない。

 ただ、今のところ安倍首相が解散を決断したとは伝わってこない。首相はわざと解散風を吹かせ、野党を揺さぶってみたのか。その反応から解散戦略を修正することも可能だろう。そういぶかってみたくもなる。

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