戦後75年 資本主義(2)

富の偏在 遠のくアメリカンドリーム

 米独立記念日の7月4日、例年はお祭りムードに沸く首都ワシントンは静かな朝を迎えた。新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐためイベントの多くが中止されたからだ。だが、夜になると一転、黒人への差別問題に抗議する一団が各所に集まり、星条旗を焼き払った。

 5月の白人警官による黒人暴行死を契機とする抗議デモは、人種問題の背後に深刻な経済格差が潜む米国の姿をさらけ出した。歴史的に黒人の失業率は白人の2倍程度で推移し、コロナ禍では黒人へのしわ寄せが特に大きい。鬱積した不満が「黒人の命も大事だ」と訴えるデモを全米に広げた。

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