戦後75年 資本主義(5)

GAFA台頭 「データ資本主義」に乗り遅れた日本

 新型コロナウイルス感染拡大で全国的な警戒が続いていた5月下旬。福岡市では約60人の市職員が膨大な紙の束の内容確認に追われていた。紙の束は10万円の特別定額給付金で届いたオンライン申請を印刷したものだ。

 「入り口だけオンラインで、作業はアナログそのもの」。市の担当者は苦笑する。同様の事態は全国の市区町村で発生していた。マイナンバー制度の制約で、申請データをシステム上で住民基本台帳と照合することが許されていないからだ。膨大な作業にオンライン申請を途中で中止する自治体も相次いだ。

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