戦わざる国に独立なし 戦後75年-日本は呪縛を解くべき時  楊海英

2018年7月下旬の中国・内モンゴル自治区満州里市内。中国の経済圏構想「一帯一路」を記念した特別市が開かれていた
2018年7月下旬の中国・内モンゴル自治区満州里市内。中国の経済圏構想「一帯一路」を記念した特別市が開かれていた

 第2次世界大戦で日本は負けた。日本がその一部を植民地化するなど戦前から関与していたモンゴルは勝った。

静岡大教授の楊海英氏
静岡大教授の楊海英氏

 しかし、戦後になってから、この二つの国は全く異なる道を歩み、国民の運命も違った。何故、そうなったのだろうか。

正義と不正義の戦争観は正しいか

 戦後75周年を迎えても、敗戦国の日本は未だに戦争の呪縛から解かれていない。ここでいう呪縛とは二つある。一つは、如何なる戦争も絶対悪だという偏った見方が根強く残っていることで、これがために日本人の思想的源泉は枯渇してしまっている。もう一つは、現実離れした非武装論が蔓延り、そのために日本の国家としての国際的立場を悪くしていることだ。世界史的に見て、この二つの呪縛を解かない限り、先進国から転落するのも時間の問題だろう。