政界徒然草

輝き失う「れいわ」 「命の選別」で迷走 都知事選も伸び悩み、他党も距離置く

東京都知事選で記者会見するれいわ新選組の山本太郎代表=7月5日午後、東京都新宿区(佐藤徳昭撮影)
東京都知事選で記者会見するれいわ新選組の山本太郎代表=7月5日午後、東京都新宿区(佐藤徳昭撮影)

 昨年7月の参院選から1年が過ぎ、山本太郎代表率いる「れいわ新選組」が急速に輝きを失っている。参院選で議席を獲得し、一躍脚光を浴びたが、山本氏が電撃出馬した今年7月の東京都知事選は3位と伸び悩み、「命の選別」を容認する党メンバーの発言は人権重視を掲げてきた党の信頼性に疑問符を付けた。一時は共闘した共産党など他の野党も距離を置いており、次期衆院選でかつての勢いを取り戻せるかは見通せない。

「生きているだけで価値」

 「至らない点も多々ある私たちですが、議論を重ねて改善し、『生きているだけで価値がある社会』をあなたと全力で構築していくことを誓います」

 参院選から1年となった7月21日、山本氏は自身のツイッターにこう書き込み、重い障害を持つ木村英子、難病「ALS(筋萎縮性側索硬化症)」の舩後靖彦両参院議員と一緒に納まった写真を投稿した。

 れいわは昨年の参院選で「消費税廃止」などを掲げ、比例で約228万票を獲得。特定枠の木村氏と舩後氏を優先的に当選させたため、山本氏は落選したが、山本氏個人の名前で99万票以上を得票した。木村氏らの当選は国会でバリアフリーが進むきっかけにもなった。

 だが、7月上旬、党メンバーの大西恒樹氏がインターネット動画で、「命、選別しないと駄目だ」「高齢の方から逝ってもらうしかない」などと発言。「生きているだけで価値がある世の中を実現する」(山本氏)という党の精神を真っ向から否定するような主張で、内外から批判が上がった。

 これに対し、代表である山本氏の対応はブレた。

有料会員向け記事こちらは有料会員記事です (会員サービスについて)

産経ニュース会員(無料)に登録している方は、ログイン後に有料会員登録を行ってください