竹島を考える

「日本に学べ」の韓国が今は…サムスンの躍進と竹島の現状 下條正男・拓殖大教授

サムスン電子の躍進からは、韓国の国としての覚悟がうかがえる。そして竹島でも…(写真は、サムスン電子の複合施設「ギャラクシー・ハラジュク」(東京)の体験型コーナー=昨年4月
サムスン電子の躍進からは、韓国の国としての覚悟がうかがえる。そして竹島でも…(写真は、サムスン電子の複合施設「ギャラクシー・ハラジュク」(東京)の体験型コーナー=昨年4月

 日本政府による新型コロナウイルス対策は、1980年代に韓国の三星(サムスン)電子の半導体工場で目撃した作業場と似ている。当時、三星グループでは、将来の海外進出に備えて龍仁(ヨンイン)の地に外国語生活館を建設し、外国語教育を始めていた。その初代の専任講師となり、日本の半導体工場に研修生を送る課程を担当するため、三星の半導体工場を視察することになった。(注・下條氏は1983年、韓国に渡り、三星綜合研修院主任講師。98年まで三星電子マーケティング室諮問委員を務めた)

歴然としている日韓の組織運営能力の差

 そこで見たのはマイクロチップに加工する工程のようで、かなり高温の作業場で切断作業が行われていた。だが室内を見ると換気扇が1つ作業場の片隅にあるだけで、熱を発する数台の機械には、排熱用のダクトが設置されていなかった。