政界徒然草

河野防衛相の宰相への道 見えない国家観、危うい発信力など課題も

陸上自衛隊通信学校を視察後、取材に応じる河野太郎防衛相=7月23日午後、神奈川県横須賀市
陸上自衛隊通信学校を視察後、取材に応じる河野太郎防衛相=7月23日午後、神奈川県横須賀市

 河野太郎防衛相が、安倍晋三首相(自民党総裁)の辞意表明に伴う総裁選への立候補を断念した。堪能な語学力を武器に海外要人と丁々発止でやり合う姿勢や、ツイッターで約165万人のフォロワーを持つなど高い発信力で国民的な人気が高く、立候補すれば、注目度の高い候補となり得た。日頃から宰相への意欲を公言し、歯に衣(きぬ)着せぬ物言いで“変人”の異名もあった河野氏が「日本の顔」になる日は近いのか。

 最近、河野氏が話題となったのは、8月23日に自身のインターネット配信番組「河野太郎と語ろう」での皇位継承問題にからむ発言だ。河野氏は「男系による皇位継承が続くのが一番望ましいと考えている」と断った上で、女性宮家や女系天皇容認も含め、国民的議論が必要との認識を示した。

 河野氏は以前から周囲に「支持層のウイングを広げないと首相にはなれない」と語っており、男系男子の堅持を重視する保守層を支持基盤とする安倍首相との違いを鮮明にした形だ。

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