政界徒然草

自らのリベラル理念すら裏切る合流新党

立憲民主党の結党大会で手を振る枝野幸男代表(中央)ら党役員=15日午後、東京都港区(萩原悠久人撮影)
立憲民主党の結党大会で手を振る枝野幸男代表(中央)ら党役員=15日午後、東京都港区(萩原悠久人撮影)

 立憲民主党と国民民主党などが合流し、新たな「立憲民主党」が発足した。新「立民」は立憲主義をはじめとする理念を奉じて政府・与党と対決していく構えだが、結党に至る過程を振り返ると、「寛容さ」や「ボトムアップ」といったリベラルの価値観に反するような出来事の連続だった。党名や幹部の顔ぶれも新鮮味に欠き、「一つの大きな固まり」の船出に期待感は乏しい。

 「風通しのよい組織をつくっていくことは当然のことだ。国会議員だけではなくて自治体議員、党員、パートナーズ、サポーター、全ての皆さんに最大の力を発揮していただけるような党運営を進めていく」

 旧「立民」に続き、新党でも代表となった枝野幸男氏は10日、代表選後の記者会見でそう意気込みを語った。

 「ボトムアップの政治」は新党が規約の冒頭に掲げる基本理念だ。しかし、当の代表選がボトムアップとは真逆だった。投票資格は国会議員に限られ、有権者の確定に時間がかかることなどを理由に、地方議員や党員らの声は反映されずじまいだった。

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