阿比留瑠比の極言御免

特別編 安倍前首相、「保守政権で10年」目標果たす

最後の閣議を終え、職員から花束を受け取り官邸を去る安倍晋三首相=16日午後、首相官邸(松井英幸撮影)
最後の閣議を終え、職員から花束を受け取り官邸を去る安倍晋三首相=16日午後、首相官邸(松井英幸撮影)

 「全力投球で毎日、毎日走り続けてきて、ようやく肩の荷を下ろすことができる。次の首相は、8年近くもの長く、私を官房長官として支えてくれた菅義偉(すが・よしひで)さんとなりそうで安心している。これからは、一議員としてしっかり菅政権を支えていきたい」

 安倍晋三前首相は自民党総裁選の最中の11日、憲政史上最長となった政権の座から降りる心境を語った。さばさばとした明るい口調が、かえって7年9カ月にわたり背負い続けてきた重圧のすさまじさを表すようだった。

 連続在職日数が歴代首相で最長となる前日の8月23日には、これまでを振り返り「長かった。めちゃくちゃ長かった」と述べていたが、実感だったのだろう。