新政権の課題

(中)縦割り行政打破 行政のデジタル化急ぐも調整が課題

就任後初の記者会見に臨む、菅義偉首相=16日午後、首相官邸(松本健吾撮影)
就任後初の記者会見に臨む、菅義偉首相=16日午後、首相官邸(松本健吾撮影)

 菅義偉(すが・よしひで)首相の看板政策は「縦割り行政の打破」だ。新型コロナウイルス対策ではPCR検査体制の不備や給付金支給の遅れなど、20世紀型の官僚組織の機能不全が浮き彫りになった。新型コロナとの戦いを改革断行の好機ととらえ、省庁再編も視野に大なたを振るうことも辞さない構えだ。

 「ダムと同じで、やっぱり国民感覚でしょう」。首相は初の記者会見を終えた16日深夜、河野太郎行政改革・規制改革担当相に「縦割り110番」の設置検討を指示した理由について周囲にこう語った。