政界徒然草

自民竹下派、念願の衆参一致も垣間見えた溝

自民党総裁選の対応を協議する緊急総会であいさつする竹下派の竹下亘会長=8月31日、党本部
自民党総裁選の対応を協議する緊急総会であいさつする竹下派の竹下亘会長=8月31日、党本部

 自民党総裁選で竹下派(平成研究会)は他の4派とともに菅義偉首相を支持した。結果的に一部の所属議員が岸田文雄前政調会長や石破茂元幹事長の支援に回ったものの、衆参両院のほとんどの議員が首相を支持し、衆参で対応が一致した。平成30年の前回総裁選では衆参の対応が真っ二つに割れたことを考えれば、「衆参一致」は上出来ともいえるが、派としての方針を決める過程では改めて衆参の溝が浮き彫りになり、課題も残した。

 「(わが派は)分裂選挙が多かった。こういった形で選挙に臨めたことはよかった」

 竹下亘会長は総裁選前の7日、東京都内のホテルで開いた派閥会合後、記者団にこう語った。

 安倍晋三前首相が8月28日に辞任を表明し、二階俊博幹事長らが官房長官だった菅首相の総裁選出馬に向けて動き出す中、竹下派は同31日に全員が集う緊急総会を開いた。

 派内では、茂木敏充外相のほか、菅内閣で官房長官に就任した加藤勝信氏、小渕優子元経済産業相らが「ポスト安倍」候補として取り沙汰されていた。