阿比留瑠比の極言御免

「71%の衝撃」に学ばぬ朝日

東京都中央区の朝日新聞社(宮崎瑞穂撮影)
東京都中央区の朝日新聞社(宮崎瑞穂撮影)

 やっと白日夢から覚め、現実に目を向け始めたのか-。9月29日の朝日新聞朝刊の「パブリックエディターから 新聞と読者のあいだで」というコラムを読んで、朝日らしからぬ謙虚で冷静な視点と切り口に、朝日も少しは変わりつつあるのかとほっと一息ついた。

 パブリックエディターとは「読者から寄せられる声をもとに、本社編集部門に意見や要望を伝える」役割だという。「政権評価の声 感じ取れたか」と題したコラムで、山之上玲子氏は朝日が9月に実施した世論調査で、安倍晋三前首相の実績を「評価する」という回答が71%にも達したことを取り上げていた。

 「『そんなに高いの?』と問い返す声を、社内で何度か聞きました」

 「(パブリックエディターの)うち1人は『71%の衝撃。朝日新聞と国民世論のずれ』と驚きを隠しませんでした」