「最新鋭艦新造を」 イージス洋上転用案、自民から異論噴出

 陸上自衛隊への配備計画を断念した地上配備型の「イージス・アショア(地上イージス)」の代わりとなる弾道ミサイル迎撃策の政府案に対して自民党内から異論が相次いでいる。「SPY-7」レーダーなど地上イージスの構成品を洋上に転用する政府案は世界に例のない窮余の一策。党内では米海軍が導入予定の最新鋭イージス艦を新造すべきだという声がある。年末の具体策決定に向けて混迷する可能性がある。

 ■「制服組の意見は」「使い回す発想」

 9月29日、自民党国防議連の会合。出席者によれば、講演した松下泰士・元海上自衛隊自衛艦隊司令官は政府案には懐疑的で、米海軍イージス艦との相互運用性(システムの連携)が重要だと強調。海自の乗組員を確保した上で、米海軍のような最新鋭イージス艦の新造を推した。