政界徒然草

新首相は「枝野幸男」…指名選挙で投票した共産、国民 その思惑は

衆院本会議で投票に臨む(左から)菅直人、平野博文、枝野幸男、小沢一郎の各氏=9月16日午後、衆院本会議場(酒巻俊介撮影)
衆院本会議で投票に臨む(左から)菅直人、平野博文、枝野幸男、小沢一郎の各氏=9月16日午後、衆院本会議場(酒巻俊介撮影)

 9月16日に衆参両院の本会議で行われた首相指名選挙で、共産党と国民民主党がそれぞれ立憲民主党の枝野幸男代表に投票した。共産が他党の候補に投票するのは旧民主党の菅(かん)直人代表(当時)に投票した平成10年以来22年ぶりだ。一方、国民の議員も政策や理念の違いなどから立民との合流に参加しなかったにもかかわらず、自党の玉木雄一郎代表でなく、枝野氏に票を投じた。背景には何があったのか-。

 「幅広い皆さんに私の名前を書いていただいたのは大変光栄で、ありがたく思っている。それだけ自公政権は良くないと、枝野の方がよりマシだという判断と受け止めている」

 枝野氏は9月30日の記者会見で、首相指名選挙について謙虚に語った。立民の議員は衆院107人、参院43人だが、それを上回る衆院134票、参院78票を獲得した。

■連合政権への意思表示

 「指名選挙の折に枝野代表がお見えになって『菅義偉(すが・よしひで)政権を倒し、政権交代を実現するために連携して頑張っていきたい。協力をお願いしたい』という要請があった」