政界徒然草

新立民は「政権の選択肢」になり得るか 政策先送り 見えぬ旗印

立憲民主党の結党大会後、記者会見する枝野幸男代表=9月15日午後、東京都港区(萩原悠久人撮影)
立憲民主党の結党大会後、記者会見する枝野幸男代表=9月15日午後、東京都港区(萩原悠久人撮影)

 合流して生まれた立憲民主党の枝野幸男代表は、次期衆院選で他の野党と協力して衆院(定数465)の過半数に当たる233を超える候補者を擁立する考えだ。ただ、目玉政策については「敵に塩を送ることになる」という理由で公表しておらず、新党のインパクトに欠ける。“旗印”なき野党第1党が「政権の選択肢となる」(枝野氏)日は来るのか。

 「わが党の公認にはこだわらない。会派を共にする非常に近い関係のある皆さんで、選挙区233以上を埋めたい」

 枝野氏は9月末の記者会見で、次期衆院選への準備状況を問われ、野党共闘で過半数の候補者擁立を目指す考えを明らかにした。この前日の常任幹事会では、立民の現職・新人・元職で計167人の公認候補を内定。立民単独で200人超の擁立が可能との見通しも示した。

 立民は旧立民と旧国民民主党などが合流して結成され、所属する衆院議員は107人。旧民主党が政権交代を実現した平成21年の衆院選前の115人に迫る規模だ。

 枝野氏は9月15日の新立民の結党大会で「衆院では政権交代の発射台といわれる100人を超えるメンバーが集まった」と述べ、「今度こそ国民の期待に応える立民をつくる」と宣言した。