政界徒然草

衆院解散は来年1月か9月か 菅首相の賭け

政府専用機を背に、就任後初の外遊への意気込みを語る菅義偉首相=18日午後、羽田空港(松本健吾撮影)
政府専用機を背に、就任後初の外遊への意気込みを語る菅義偉首相=18日午後、羽田空港(松本健吾撮影)

 菅義偉(すが・よしひで)首相はいつ衆院解散・総選挙を断行するのだろうか。永田町の玄人は菅内閣の高支持率を理由に年内解散を予想したが、首相は新型コロナウイルス対策を優先して来年に先送りする構えだ。となると、来年10月21日の衆院議員任期満了までに考え得るタイミングは来年1月と9月の2回に絞られるだろう。首相が選ぶのは「年明け型」か、任期近くの「引き付け型」か。

■まずは仕事をしてから

 「俺なら、この先何が起こるか分からないからすぐ解散しちゃうけどね。菅さんは、世の一般的な人からみて『王道』と思う道を進みたいんだろう」

 ある現職閣僚は、首相の判断を半信半疑のまなざしでこう語る。

 報道各社の調査では、10月の菅内閣の支持率は6割台の高い水準をキープした。自民党の政党支持率も4割台に高止まりしている。他方、野党第一党の立憲民主党は、政党合流を経た末でも4%前後と低迷ムードが消えない。

 永田町の常識では、就任直後のご祝儀ムードが消えないうちに即座に解散するのが筋だ。「今ならぺんぺん草も生えないほどの圧勝劇は間違いなく、首相は来年9月の自民党総裁選を左うちわで勝つ環境が整えられる」(閣僚経験者)と考えるのが自然だろう。