「女性初の宰相」目指す2人に明暗 野田氏は自民幹事長代行、稲田氏は無役

 菅義偉政権の発足から1カ月余りが経過し、自民党内で女性初の宰相を目指す2人の「ポスト菅」候補の明暗が分かれている。野田聖子幹事長代行は二階俊博幹事長を支える要職を得て存在感を高めたが、安倍晋三前首相の秘蔵っ子といわれた稲田朋美元防衛相は無役に甘んじた。2人は総裁選の出馬に必要な20人の推薦人を集めることが一度もできておらず、仲間づくりが当面の課題となる。

 当初、9月の総裁選では無派閥の野田氏も出馬に意欲を示していた。だが、推薦人を確保できる見通しがまったく立たなかった。稲田氏も出馬の準備を進めたが、所属する党内最大派閥の細田派(清和政策研究会)内でも支持が広がらず、出馬できなかった。