阿比留瑠比の極言御免

記者叱責の森元首相、その独特な存在感

台湾の李登輝元総統の告別式であいさつするクラック米国務次官(右から2人目)と森喜朗元首相(同3人目)=9月19日、新北市(中央通信社=共同)
台湾の李登輝元総統の告別式であいさつするクラック米国務次官(右から2人目)と森喜朗元首相(同3人目)=9月19日、新北市(中央通信社=共同)

 首相経験者の退任後の在り方について、考えさせられることが少なくない。近隣諸国を飛び回っては相手国に迎合し、せっせと日本との不和の種をまく人もいる。同じ政党の後輩である現職首相の足を引っ張る発言を繰り返し、晩節を汚す人もいる。また、自己正当化と当選にしか関心がないように見える人もいる…。

 そんな残念な現状の中で、東京五輪・パラリンピック組織委員会の会長を務め、7月に亡くなった台湾の李登輝元総統の「弔問に訪れた最初の外国要人」(台湾での報道)となった森喜朗元首相は、いい意味で存在感を示している。