菅政権考

脱ハンコ、縦割り110番…矢継ぎ早の改革 合理主義者ゆえの課題も 河野担当相

インタビューに臨む河野太郎行政・規制改革担当相=1日午後、東京・永田町(春名中撮影)
インタビューに臨む河野太郎行政・規制改革担当相=1日午後、東京・永田町(春名中撮影)

 行政手続きの「脱ハンコ」や行政改革目安箱(縦割り110番)、霞が関の働き方改革…。河野太郎行政・規制改革担当相が矢継ぎ早に改革メニューを打ち出し、閣内での存在感が頭一つ抜き出ている。ただ、その速さに自身を支える職員の作業が膨大になり、職場が「ブラック化」するジレンマも抱え、自民党内の反発も生み出した。将来、首相を目指す上で、政策実現の突破力だけでなく、全体のバランスを考慮した調整力も課題となっている。

 「行政は間違いをしないみたいな行政の無謬(むびゅう)性が言われてきたが、そんなことはない。やはり間違ったときには、おわびして方向転換をすることも視野に入れて、必要なものはスピード感を持って時代に合わせて変えていくことがより大事だ」

 河野氏は就任1カ月を迎えた16日の記者会見でこう述べ、試行錯誤を繰り返しながら改革を進めていく考えを示した。

 菅義偉(すが・よしひで)首相は「俺がやりたいことは全部河野にやらせる」と河野氏に信頼を寄せ、内閣の目玉政策となる規制改革や縦割り行政の打破を託した。河野氏はその期待に応える形で、さまざまな改革メニューを打ち出している。