菅義偉(すが・よしひで)首相が日本学術会議に投じた一石は戦後長く日本の政治・言論空間をよどませてきた教条的、左翼的な観念論を静かに無力化する第一歩となるだろう。
学者の責任は専門分野における真理を見いだし、それによって国民、社会、国に貢献することだ。しかし学術会議71年の軌跡は彼らが学術的真理とは異なる次元で、たとえば昭和25年、同42年、平成29年の3度にわたる軍事研究禁止宣言に見られるように、特定の政党や政治目的に事実上加担し、組織的に運動してきたことを示している。
菅義偉(すが・よしひで)首相が日本学術会議に投じた一石は戦後長く日本の政治・言論空間をよどませてきた教条的、左翼的な観念論を静かに無力化する第一歩となるだろう。
学者の責任は専門分野における真理を見いだし、それによって国民、社会、国に貢献することだ。しかし学術会議71年の軌跡は彼らが学術的真理とは異なる次元で、たとえば昭和25年、同42年、平成29年の3度にわたる軍事研究禁止宣言に見られるように、特定の政党や政治目的に事実上加担し、組織的に運動してきたことを示している。