政治デスクノート

都構想否決 維新は輝きを失うのか 菅首相の一手は

大阪都構想が住民投票で再び否決され、記者会見する大阪維新の会代表の松井一郎市長(右)と吉村洋文府知事=2日未明、大阪市
大阪都構想が住民投票で再び否決され、記者会見する大阪維新の会代表の松井一郎市長(右)と吉村洋文府知事=2日未明、大阪市

 大阪都構想が住民投票でまたも僅差で否決され、金看板を失った日本維新の会の落胆ぶりは極めて大きく、今後の党運営にも暗雲が漂う。かつては国政の「第三極」として存在感を際立たせ、いずれ政権を担いうるともてはやされた。だが、都構想の2度の否決によって創業者である橋下徹元大阪市長と松井一郎代表(大阪市長)が政界引退を決意した。維新はこのまま輝きを失ってしまうのだろうか。

 大阪市を廃止し、4特別区に再編する都構想は、大阪の統治機構を根本から変革するものだが、国政の議論を二分することはなかった。加藤勝信官房長官も住民投票から一夜明けた2日の記者会見で「地域の在り方についての住民の判断であり、国政への影響は考えていない」と明言した。だが、都構想の否決は、維新をめぐる与野党の政局にもなりかねない。