正論モーニング

全体主義と本当に戦えるか ファイブアイズ参加の覚悟 小島新一・大阪正論室長

2日、香港で民主活動家、周庭氏らの釈放を求める支持者(ロイター)
2日、香港で民主活動家、周庭氏らの釈放を求める支持者(ロイター)

 今年を振り返ると、新型コロナウイルス感染症という新たな疫病との戦いと並び、もう一つ、人類の歴史に刻まれるかもしれないことがある。「自由主義」と「全体主義・共産主義」の対立の先鋭化である。

 中国が香港国家安全維持法を施行して間もない7月23日、米国のポンペオ国務長官が「中国共産党から自由を守ることは私たちの時代の使命である」と訴えた演説は、後世が「その一里塚」と評価するかもしれない光景だった。

 この演説後の米国の対中姿勢は確かに強硬となった。次期政権の対中政策は不透明だが、ここでは、米国、英国、オーストラリア、カナダ、ニュージーランドの英語圏5カ国が機密情報を共有する枠組み「ファイブアイズ」への参加、連携を日本が打診されていることに注目したい。河野太郎・前防衛相も前向きな発言をしたことで、俄然(がぜん)関心が高まった。