菅官邸独走に不満募る自民 医療費負担増、別姓推進…反対署名活動も

閣議に臨む菅義偉首相と麻生太郎副総理兼財務相(右)=11日午前、首相官邸(春名中撮影)
閣議に臨む菅義偉首相と麻生太郎副総理兼財務相(右)=11日午前、首相官邸(春名中撮影)

 自民党内で、政府に対する不満がじわじわ広がりつつある。75歳以上の医療費の窓口負担の引き上げをめぐっては、菅義偉(すが・よしひで)首相が自身の主張に強くこだわり、9月の党総裁選で首相を支持した幹部からも異議が出た。安倍晋三政権から一転し、選択的夫婦別姓制度の推進を目指す姿勢にも、慎重派を中心に反発が強まっている。

「調整も自分一人でやればいい」

 高齢者の医療費窓口負担を原則1割から2割に引き上げる制度改革をめぐっては、首相が単身世帯の年収170万円以上を対象にすると主張。与党協議の最終盤まで譲らず、240万円以上を要求した公明党との間で交渉が難航した。