共産党、対中批判強化の1年 「同一視」嫌うも払拭できぬ共通点

共産党・志位和夫委員長(春名中撮影)
共産党・志位和夫委員長(春名中撮影)

 共産党はこの1年、中国に対する厳しい姿勢を強めてきた。綱領を改定し、中国批判を盛り込んだのが最たる例だが、志位和夫委員長は15日の第2回中央委員会総会(2中総)でも、中国の覇権主義や人権侵害を挙げて「共産党の名に値しない」と非難した。背景には、一党独裁で覇権主義を強める中国共産党と「同じ穴のムジナ」と見られたくないとの思いがあるが、党員の直接選挙で選ばれないトップが長期間君臨するなど、中国共産党との共通点は少なくない。

 共産党はかねて、中国による南・東シナ海での覇権主義的な行動に加え、香港や新疆ウイグル自治区での人権抑圧を批判してきた。今年1月には、現在の対中観を党の基本文書に反映させた。綱領を16年ぶりに改定し「大国主義・覇権主義は、世界の平和と進歩への逆流となっている」と中国を批判するくだりを追加した。