菅政権考

携帯料金引き下げ、NHK受信料 看板施策担う武田総務相 支持率低迷の局面打開なるか

共同通信社で開かれた放送協議会運営委員会で講演する武田良太総務相=17日午後、東京都港区
共同通信社で開かれた放送協議会運営委員会で講演する武田良太総務相=17日午後、東京都港区

 菅義偉(すが・よしひで)政権の看板施策の一つである携帯電話料金の引き下げは、大手携帯電話会社(キャリア)が相次いで割安プランを発表し、通信事業を担当する武田良太総務相が値下げに向けた改革に踏み込んだ成果が徐々に表れている格好だ。武田氏はNHKの受信料見直しにも着手しており、国民の関心が高い「携帯料金」「NHK」の改革断行で、支持率が急落する菅政権の反転攻勢のきっかけにしたい考えだ。

 「携帯電話(の値下げ)、すごいでしょ」

 菅首相はNTTドコモが3日に携帯料金の新プランを公表した際、周囲にこう声を弾ませた。武田氏を総務相に起用した人事が狙い通り的中したと喜んでいる様子だったという。

 武田氏は総務相就任直後から、携帯大手3社に対し「諸外国に対して遜色ない(料金)水準を」と要請。KDDI(au)やソフトバンクがサブブランドを使った新プランを示すと、「ほとんどの方が契約するメインブランドは全く新たなプランが発表されていない。羊頭狗肉(な状況)で問題だ」と不快感を示すなど、強い姿勢で各社に対応を求めた。