菅義偉首相インタビュー 改憲へしっかり挑戦したい 聞き手・櫻井よしこ

菅義偉首相=12月18日午後、首相公邸(春名中撮影)
菅義偉首相=12月18日午後、首相公邸(春名中撮影)

春になれば雪は解ける 我慢すれば必ず変わる

 新型コロナウイルスの世界的な流行が続く中で、令和3年を迎えた。7月に開幕する東京五輪・パラリンピックの成功に向けて新型コロナをどう克服し、米中対立の激化や加速するデジタル化など激動する世界で日本はどう存在感を示すのか。菅義偉(すが・よしひで)首相が、ジャーナリストの櫻井よしこ氏と日本の針路について語った。

                  

 櫻井 あけましておめでとうございます。実は、首相はどんな方かと聞かれることが多いのです。出身地、秋田県の自然の美しさや人間関係の実直さを反映した、まじめな印象があります。

 菅 私は高校まで秋田・奥羽山脈の麓、冬はものすごく雪が降りますが、そうした地域で育ち、東京へ出てきました。紆余(うよ)曲折を経て、26歳のときに「もしかして世の中を動かしているのは政治じゃないか」と、たどり着いたのが横浜市を地盤とする小此木彦三郎元通産相の秘書の仕事でした。地縁・血縁がないゼロからのスタートでした。「やろうと思ったことはやってみるべきだな」と思いますね。

 櫻井 政治家を続けてきてよかったですか。

 菅 良かったかどうかはわかりません(笑)。ただ、自分があの時、一つの壁を乗り越えて挑戦しなければ何もなかったと思いますから。人生は挑戦する価値がある、そう思い続けて取り組んできました。いろんなことがあったとき、支えてくれたのは秋田の自然、そこでの生活です。やっぱり一番、励みになりました。

【プロフィル】菅義偉

 すが・よしひで 昭和23年12月、秋田県生まれ。法政大卒業後、衆院議員秘書、横浜市議を経て、平成8年に衆院初当選し、現在当選8回(神奈川2区)。総務相、自民党選対総局長、党幹事長代行を歴任。24年から7年9カ月間、官房長官を務める。昨年9月、首相指名選挙で第99代の首相に選出され、政権を発足させた。

【プロフィル】櫻井よしこ

 さくらい・よしこ ベトナム生まれ、ハワイ大歴史学部卒。クリスチャン・サイエンス・モニター紙東京支局員、アジア新聞財団「DEPTH NEWS」東京支局長、日本テレビのニュースキャスターを経てフリージャーナリスト。国家基本問題研究所理事長。インターネット番組「言論テレビ」キャスター。

 「新春首相対談」は、3日午前11時からニッポン放送で放送されます。インターネット配信サービス「radiko(ラジコ)」のタイムフリー機能で放送1週間後まで聴くこともできます。