政界徒然草

「静かな年末年始」に困惑する自民議員 コロナ対策、政治とカネが追い打ち 不満の矛先は二階氏にも

新型コロナウイルス感染症対策のため、屋外で小人数の「道端談義」で政策を訴える武井俊輔衆院議員=昨年10月31日、宮崎県国富町(武井俊輔事務所提供)
新型コロナウイルス感染症対策のため、屋外で小人数の「道端談義」で政策を訴える武井俊輔衆院議員=昨年10月31日、宮崎県国富町(武井俊輔事務所提供)

 新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、国会議員も例年とは異なる年末年始に苦慮している。通常なら地元選挙区に戻り、新年会をはしごして有権者の声に耳を傾ける重要な政治活動の時期だが、今年は政府が「静かな年末年始」を国民に呼びかけた上、4日には東京、神奈川、千葉、埼玉の1都3県を対象に緊急事態宣言発令の検討に入ったことが明らかになった。

 特に自民党議員に対しては、「後手に回っている」との批判が出ている新型コロナへの対応や、元農林水産相の現金受領疑惑など「政治とカネ」をめぐる問題も直撃し、今秋までに迫った衆院選へ新たな活動方法を模索する動きも活発化している。

 「大人数での集会はできないから、農道などに5~10人ずつ集まってもらって話を聞いてもらっている」

 自民党の武井俊輔衆院議員=宮崎1区=は新型コロナの「第3波」に備え、10月下旬から地元で小人数の国政報告会を開催している。感染対策のため、屋外の田んぼのあぜ道や山間部の空き地などを利用し、1回当たり30分程度、多い時には1日10カ所ほど選挙区内を回る。