平穏であることの大切さを何より感じながら迎えた新年だった。
筆者周辺だけにそう望むのではない。わが国、さらに世界の平穏を改めて祈念する。
新型コロナウイルスとの戦いはしばらく続く。協力し合って制圧したい。そして本当の平穏を取り戻したいと心から願う。
日本人の公徳心
昨年、私たちが経験したことは何だっただろうか。おののきながら耐えた。気がゆるむことがあったかもしれない、でも再び耐えた。
夏の盛り、人々は屋外でも人がいればマスクを外さなかった。店舗などは苦境にあっても行政の休業や時間短縮の要請に応じた。
日本人の公徳心を目の当たりにした気が、筆者はしている。自分がうつらないようにするという思いだけではないだろう。人にうつしてはいけない、感染を広めてはいけないという、他を思う気持ちがあったはずである。