自由 強権~21世紀の分岐点

(7)対中防衛、変わる「矛と盾」 日本が見直しの障害 「敵基地」検討も延期

 強権国家・中国の台頭で日米安全保障体制が大きな試練を迎えている。昭和26(1951)年9月8日に旧日米安全保障条約が締結されて今年で70年。この間、昭和35年の新安保条約締結を経て、自由と民主主義の価値を守る要として日米同盟は進化を続けた。ただ、国際環境の変化に伴い、「矛と盾」という同盟を形作った互いの役割も変容を迫られつつある。

                  

 那覇市の航空自衛隊那覇基地は日本で最も忙しい空自基地だ。この基地に司令部を置く南西航空方面隊の空自機が昨年4月から11月までに緊急発進(スクランブル)した回数は、空自全体の半数以上で、そのほとんどが中国機向けの措置だった。