対コロナ、崩れた「両立」 緊急宣言「限定・集中」こだわり

 菅義偉政権にとって、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言の回避は重要な目標だった。昨年9月の政権発足当初から感染防止と経済・社会活動の両立を目指す姿勢を強調してきたからだ。この間、政権はいかにコロナと戦ってきたのか。4カ月近くの取り組みを振り返った。

順風

 菅政権が発足した当時、全国の新規感染者数は減少傾向にあった。「第2波」が襲った昨年8月は1500人以上を記録したが、首相が組閣した9月16日は543人。観光支援事業「Go To トラベル」から除外していた東京都も10月1日に追加した。