政界徒然草

「令和の壊し屋」 首相が起用した河野ワクチン相 その吉凶は

衆院予算委員会で答弁する菅義偉首相(手前)と河野太郎ワクチン担当相=25日午後、衆院第1委員室(春名中撮影)
衆院予算委員会で答弁する菅義偉首相(手前)と河野太郎ワクチン担当相=25日午後、衆院第1委員室(春名中撮影)

 菅義偉首相が、新型コロナウイルスのワクチン担当相として河野太郎行政改革担当相を起用した。コロナ対策をめぐり国民の厳しい批判にさらされる政権にとってもワクチンは「希望の星」で、河野氏の手腕に首相の期待は大きい。ただ、「壊し屋」とも揶揄(やゆ)されるようになった河野氏が、現場に混乱を招くのではないかという懸念も根強い。「ポスト菅」をうかがう河野氏としても失敗が許されないリスキーな仕事となる。

 首相は18日夕、首相官邸に河野氏や関係閣僚を呼び集め、河野氏のワクチン相への起用を説明した。大方の出席者も初耳というサプライズ人事で、永田町と霞が関に波紋が広がった。

 「河野氏には全体の調整とともに、国民への分かりやすい情報発信を指示した。(兼任する)規制改革担当相として各省庁にまたがるさまざまな課題を解決してきた手腕を期待している」

 首相が22日の参院本会議でそう述べたように、起用理由はいくつか考えられる。