政界徒然草

コロナ禍で浮かび上がった国会の怠慢と形式主義

国民民主党の玉木雄一郎代表が1月21日の衆院本会議での代表質問後に自身のインスタグラムに掲載した写真
国民民主党の玉木雄一郎代表が1月21日の衆院本会議での代表質問後に自身のインスタグラムに掲載した写真

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言が10都府県で延長された中、国会の感染予防対策上の不備が改めて指摘されている。「密」の状態となる衆参の本会議や、菅義偉首相と全閣僚を長時間1カ所に縛り付ける衆参の予算委員会が典型例だ。コロナ禍という有事でも対応に柔軟さを欠いているのが現状で、その原因は、国会の前例・形式・縦割り主義と与野党議員の怠慢にある。

 「危機感を持った。うつるんじゃないかな、と」

 国民民主党の玉木雄一郎代表は1月28日の記者会見で、令和2年度第3次補正予算案を可決した26日夜の衆院本会議を振り返ってこう語った。

 衆院は新型コロナの感染拡大を受けた対策として昨年来、本会議での質疑や討論の際は、出席議員を半分に減らす人数調整を行っている。ただ、採決の際は全員出席が求められるため、結局は本会議場に議員がひしめき合い、「密」になってしまう。