政界徒然草

コロナ禍国会 難題降りかかる自民・森山国対委員長 首相と通じる「たたき上げ」

自民党の森山裕国対委員長=15日午後、国会内(春名中撮影)
自民党の森山裕国対委員長=15日午後、国会内(春名中撮影)

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言下で開かれている今国会で、自民党の国会運営を一手に担う森山裕国対委員長が難しいかじ取りを迫られている。国会序盤の1月から相次ぐ自民党議員や総務官僚の不祥事に野党が反発を強め、審議に影響が出かねない情勢だからだ。東京都議選(6月25日告示、7月4日投開票)を控える今国会は会期延長が厳しい上にデジタル改革関連法案など重要法案がめじろ押しで、審議日程は窮屈になっている。森山氏にとっては針の穴を通すような国会運営が続きそうだ。

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 「与野党が合意できたことは非常にありがたい。感染症が広がる前に対応できる仕組みができることは非常によかった」

 新型コロナの対策強化のための特別措置法と感染症法が衆院で可決された2月1日、森山氏は記者団にこう強調した。与党は法案が国会審議入りする前の1月28日の段階で、当初の政府案に盛り込まれ、立憲民主党が反発していた入院拒否者への懲役刑を削除するなど柔軟に対応し、短期間での成立にこぎ着けた。