竹島 講和条約70年

(上)韓国が突如強めた威圧

韓国が不法占拠する島根県・竹島(聯合=共同)
韓国が不法占拠する島根県・竹島(聯合=共同)

 「ここは韓国の海域だ」

 長崎県の男女(だんじょ)群島・女島(めしま)西方の東シナ海で今年1月11日、海洋調査中の海上保安庁の測量船に、韓国海洋警察の船が調査の即時中止を迫る「警告」をしてきた。

 日韓ともに自国の排他的経済水域(EEZ)を主張する海域だが、竹島(島根県隠岐(おき)の島町)問題がネックになって境界を画定できずにきた。ただ、周辺の海洋調査にこれまで韓国側が警告したことはなく、昨年8月から突如、警告を出すようようになり、今年1月以降、その頻度を増している。

 確執の根本にある、韓国が不法占拠を続ける日本固有の領土、竹島。さかのぼれば70年前、昭和26年9月のサンフランシスコ講和条約の締結、翌年4月の条約発効で、日本に返還されるはずだった。