河村直哉の時事論

北方領土、竹島…わが国の「不完全な主権」を直視せよ

「北方領土返還要求全国大会」で、ビデオメッセージで挨拶する菅義偉首相=7日、東京都渋谷区(萩原悠久人撮影)
「北方領土返還要求全国大会」で、ビデオメッセージで挨拶する菅義偉首相=7日、東京都渋谷区(萩原悠久人撮影)

 2月は戦後日本の「不完全な主権」を認識する月、としたらどうか。7日、北方領土の日。22日、竹島の日。それぞれロシアと韓国に不法占拠されている日本の領土である。加えて、現行憲法のもとになった草案を連合国軍総司令部(GHQ)から押し付けられた月でもある。

国の姿勢の弱さ

 領土は主権国が自主的に統治すべきものである。不法占拠により日本の主権の侵害は続いている。9条という主権制限を含んだ憲法も、改正されていない。つまり戦後日本は、主権国として不完全な状態のままで過ごしている。

 ロシアにも韓国にも島を返すつもりなどあるまい。北方領土の日の後、ロシアのプーチン大統領は「ロシアの基本法(憲法)に反することは一切行わない」と述べた。