中国、海洋進出を正当化 海警法1カ月…日本「危害射撃」で牽制

 【北京=三塚聖平】中国海警局(海警)に武器使用を認めた「海警法」の施行から3月1日で1カ月となる。日米など国際社会が深刻な懸念を表明する中、海警は尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺の領海侵入を繰り返す。習近平政権は3月5日に開幕する中国の立法機関、全国人民代表大会(全人代)で「海洋権益」擁護の姿勢を強め、海警の活動がさらに活発化する可能性がある。

フィリピン軍「とても憂慮」

 フィリピン国軍のソベハナ参謀総長は今月10日、海警法について「とても憂慮している」と発言。南シナ海に面するパラワン島の司令部に艦船を重点配備するよう海軍に指示したと表明した。南シナ海の領有権をめぐって中国と対立する同国は海警法への危機感を強めている。