政界徒然草

10年前の菅(かん)政権と変わらぬ表看板 立憲民主にコロナ禍の危機対応を託せるか

オンライン形式で開かれた立憲民主党大会で、ステージ上で手を振る(右から)枝野幸男代表、福山哲郎幹事長、蓮舫代表代行=1月31日、東京都内のホテル(代表撮影)
オンライン形式で開かれた立憲民主党大会で、ステージ上で手を振る(右から)枝野幸男代表、福山哲郎幹事長、蓮舫代表代行=1月31日、東京都内のホテル(代表撮影)

 多くの国民が気づいていないのだが、野党第一党の立憲民主党は昨年9月に発足した「新党」である。旧立憲民主や旧国民民主党など、分散していたかつての民主党勢力が再結集した。ただし党名は同じ「立憲民主」で、代表も同じ枝野幸男氏。枝野氏や蓮舫代表代行ら表看板を担う面々は、旧立憲民主どころか10年前の民主党政権時代とあまり変わらない。菅義偉(すが・よしひで)政権に対する不満の受け皿になかなかなれない理由の一つも、そこにある。

 幹部の中でも知名度が高いのが枝野氏、ナンバー2の福山哲郎幹事長、広報責任者の蓮舫氏、辻元清美副代表の4氏だ。いずれも10年前、東日本大震災に直面した菅(かん)直人第2次改造内閣で要職にあった。

 枝野氏は官房長官を務め、震災後は防災服で連日記者会見に臨んだ。福山氏は枝野氏直属の部下である官房副長官として首相官邸の中枢にいた。

 行政刷新担当相だった蓮舫氏は、東京電力福島第1原発事故後の電力供給不安に伴い、節電啓発担当相も兼務した。この前の鳩山由紀夫政権時代には「仕分けの女王」の異名をとった。

 社民党を離党し無所属だった辻元氏は、市民運動家出身の経歴を菅(かん)氏に買われ、災害ボランティア活動担当の首相補佐官に就任した。現在は衆院予算委員会の野党筆頭理事として報道陣の「ぶら下がり取材」に頻繁に応じ、メディア露出が多い。