河村直哉の時事論

「思いやり予算」は妥協の産物 日米の不均衡解消せよ

上空からのぞむ尖閣諸島
上空からのぞむ尖閣諸島

 落としどころを探ることも妥協することも、外交を含めた政治には必要だろう。ただし長年あたりまえのように妥協が続けば、ただの惰性である。在日米軍駐留経費負担、いわゆる「思いやり予算」も、筆者にはそんな思いを抱かせる一つである。日本の保守とは何を保ち守るものなのかと、思わずにいられない。

譲歩と妥協の産物

 令和3年度の思いやり予算は2年度と同水準の2017億円となる見込み。基地で働く従業員の給与や、光熱水費に充てられることになる。

 原則5年ごとに特別協定を結んで日本の負担額を定めてきたが、今回はバイデン米政権への移行に伴う3年度のみの措置となった。政権が同盟重視を打ち出しているとはいえ、次の額がどうなるかはわからない。