政界徒然草

苦難相次ぐ自民党石原派 夫婦別姓論議で存在感狙う石原氏

自民党石原派のパーティーで、終了後に出席者とあいさつする石原伸晃会長=昨年10月8日、東京都港区(寺河内美奈撮影)
自民党石原派のパーティーで、終了後に出席者とあいさつする石原伸晃会長=昨年10月8日、東京都港区(寺河内美奈撮影)

 自民党最小派閥の石原派(近未来政治研究会、10人)が苦難続きだ。緊急事態宣言下に東京・銀座のクラブを訪れた派所属の若手議員が離党に追い込まれ、会長の石原伸晃元幹事長も新型コロナウイルスに感染、入院したばかりか、前日に派所属の閣僚と会食していたことが発覚した。いずれも厳しい批判を浴び、派閥のムードも沈む中、党内に新設される選択的夫婦別姓を議論するワーキングチーム(WT)の座長に石原氏が就任することが決まった。

 「重鎮で、最終的に党の意見を集約できる力量を持った方ということで、石原氏にお願いした」

 下村博文政調会長は10日の記者会見で、石原氏にWTの座長を依頼した理由をこう説明した。下村氏は「いろんな意見があると思うし、まずはニュートラルに、どちらかにはっきりしていない方に幹部になっていただくことが大切だ。石原氏はどちらの立場も明確にしてこなかった」とも語った。

 今年に入り、石原派には暗いニュースが相次いだ。1月22日には、石原氏が新型コロナに感染したことが判明。前日21日に開かれた派閥会合で、石原氏自身が新型コロナに感染しないよう所属議員に呼び掛けていただけに、ばつの悪さはぬぐいようがない。