菅首相、経済再生へ政権の命運かけ宣言解除を決断

1都3県へ発令中の緊急事態宣言を21日を期限に解除する決定を表明し会見で記者団の質問に答える菅義偉首相=18日午後、首相官邸(春名中撮影)
1都3県へ発令中の緊急事態宣言を21日を期限に解除する決定を表明し会見で記者団の質問に答える菅義偉首相=18日午後、首相官邸(春名中撮影)

 菅義偉(すが・よしひで)首相が新型コロナウイルスのリバウンド(感染再拡大)の兆しが見える中で緊急事態宣言の21日全面解除を決めたのは、宣言長期化で経済・社会活動の停滞が続けば、デメリットの方が大きいと判断したからだ。感染状況が再び悪化すれば政権を左右するのは覚悟の上で、経済再生に一歩踏み出す。

 1月7日の宣言再発令以降、首相は感染対策と経済のバランスに悩み抜いた。「やっぱり大変だった。(宣言が続けば)みんなに相当迷惑をかけてしまうから」。宣言の解除方針を表明した3月17日夜、首相は周囲にこう語った。