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次期衆院選注目の広島3区 二階幹事長に「新人」の振る舞い きしむ自公協力の行方

自民党広島県連会長に就任した岸田文雄前政調会長(写真左)と斎藤鉄夫副代表(右)=27日午前、広島市(永原慎吾撮影)
自民党広島県連会長に就任した岸田文雄前政調会長(写真左)と斎藤鉄夫副代表(右)=27日午前、広島市(永原慎吾撮影)

 新型コロナウイルスの緊急事態宣言下にあった3月15日夜。東京・赤坂の衆院議員宿舎内の食堂で夕食を済ませ、くつろいでいた自民党幹事長、二階俊博のもとに、衆院選広島3区から公明党公認で出馬する同党副代表の斉藤鉄夫(69)が小走りで近づいた。

 「幹事長、広島3区、頑張ります!」

 深々と頭を下げる斉藤に二階は相好を崩した。

 自らも公明の幹事長として二階のカウンターパートを務め、入閣経験も持つ斉藤が、新人候補のような恭しい態度をとるのにはわけがある。今月1日に自公が広島3区の与党統一候補を斉藤に決めたにもかかわらず、地元の自民広島県連では、斉藤を支援する機運が醸成されていないからだ。