防衛最前線

最新イージス艦「はぐろ」 共同交戦能力で「艦隊防空」強化

引き渡し式を終えた海上自衛隊のイージス艦「はぐろ」=19日午後1時18分、横浜市(共同通信社ヘリから)
引き渡し式を終えた海上自衛隊のイージス艦「はぐろ」=19日午後1時18分、横浜市(共同通信社ヘリから)

 3月19日、横浜市のジャパンマリンユナイテッド横浜事業所磯子工場で、海上自衛隊の最新イージス艦「はぐろ」(艦長=倉光啓介1佐)に自衛艦旗が掲揚され、海自にとって8隻目となるイージス艦が就役した。これで平成25年の「防衛計画の大綱」で掲げたイージス艦8隻態勢がようやく整った。

 引き渡し・自衛艦旗授与式に出席した岸信夫防衛相は訓示で、北朝鮮のミサイル開発の動向や活動を拡大・活発化させている中国軍の動きに言及しながら「はぐろは総合ミサイル防空の担い手として期待されている」と強調した。

 はぐろはイージス艦「まや」型の2番艦として建造され、弾道ミサイル対処能力だけでなく、「共同交戦能力(Cooperative Engagement Capability:CEC)」を備えているのが特徴だ。CECは、敵のミサイル情報などを他のイージス艦や米軍艦艇と瞬時に共有できるシステムで、イージス艦導入の本来の目的である「艦隊防空」能力を引き上げる効果が期待されている。