どうする夫婦別姓…旧姓の通称使用か選択的制度、それともミドルネームか 自民党3分裂の様相

左から森雅子前法相、岩屋毅元防衛相、高市早苗元総務相
左から森雅子前法相、岩屋毅元防衛相、高市早苗元総務相

 自民党で選択的夫婦別姓制度の是非に関する議論が活発になっている。導入慎重派は家族の一体感が失われる懸念を唱えつつ、女性が職場などで不利益が生じないことを目指し、旧姓の通称使用を拡大するよう主張する。一方、賛成派は女性の社会進出が進む中、国民に賛意が広がっているとして、導入を次期衆院選の選挙公約に盛り込むよう求める。夫婦が同一戸籍のまま旧姓にも法的根拠を与える「ミドルネーム案」もある。党内で、それぞれの主張を中心となって訴えている議員に意義などを聞いた。

高市早苗前総務相「旧姓の通称使用拡大は党公約」

  選択的夫婦別氏制度に反対する最大の理由は「子の氏(姓)の安定性」が損なわれることを懸念するからだ。現行法では夫婦親子の戸籍は同氏なので、出生と同時に子の氏が決まる。しかし、別氏夫婦が子の氏を取り合った場合、出生の届け出を14日以内と定める戸籍法に抵触する可能性がある。