論点直言 こども庁

こども庁創設で変わるもの 尾木直樹/樋口修資/鈴木貴子

(左から)鈴木貴子さん、尾木直樹さん(提供写真)、樋口修資さん
(左から)鈴木貴子さん、尾木直樹さん(提供写真)、樋口修資さん

 菅義偉首相が各省庁にまたがる子供政策を一元的に扱う「こども庁」の創設に意欲をみせている。出産や教育、貧困などの問題に切れ目なく対処し少子化対策につなげる狙いがあり、自民党も党総裁直属の検討機関を立ち上げる。実現するのか。子供に関する諸施策の「司令塔」になり得るのか。専門家らに聞いた。

「大賛成、子供のためのルネサンス」 法政大名誉教授の尾木直樹氏

 こども庁創設に僕は大賛成なの。「子供のためといいながら、選挙目当ての人気取りでは?」「新しい役所という箱だけつくってもダメ」といった、批判的な見方もあるけど、僕の考えはまったく逆。初めは形だけの箱でも、それがきっかけになって中身が伴ってくることは大いにある。可能性が1%でもあれば大事にすべきだと思う。

 かつて民主党政権でも「こども家庭省」設立が掲げられていたが、いい流れがいつの間にか途絶えていた。今回、自民党総裁直属の組織で二階俊博幹事長を本部長に議論が進められることになって、「何か政治的な思惑があるのでは?」と怪しむ声もあるけれど、仮にそうでも、いいことは進めなければね。