海自艦艇の海峡通過案も 日本の役割拡大 日米首脳会談

菅義偉首相、バイデン米大統領(ロイター)
菅義偉首相、バイデン米大統領(ロイター)

 日米両首脳が16日の会談で台湾海峡の平和と安定が重要との認識で一致することで、これまで以上に日本の役割が大きくなる。政府内では海上自衛隊艦艇が台湾海峡を通過し、米国を中心とした対中圧力強化に加わる案も浮上している。集団的自衛権の限定行使を可能にした安全保障関連法の整備により自衛隊が武力行使する幅も広がっており、台湾有事を想定した日米の役割分担に関する協議も進むとみられる。

 政府内ではこれまで、海自艦艇による台湾海峡通過について、尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺で中国海軍や海警局の挑発活動がエスカレートする事態を懸念して見送られていた。令和元年11月に日米の艦艇が中国空母を追尾した際は、中国空母が台湾海峡に入ったため自衛艦のみが離脱した。